今回は豊橋創造大学短期大学部で教授を務める伊藤圭一先生に、「キャリアにおける意思決定と自己理解の重要性」についてインタビューをさせていただきました。人文・社会、教育社会学、SDGsなどを研究されている伊藤先生に、キャリアの転機における考え方や効果的な意思決定のプロセスについてお伺いします。
現在のご研究内容や具体的なご活動について
専門は教育学です。能動的学修について研究しています。
受動的に受ける授業よりも、学生が積極的に参加してくれる授業の仕掛けづくりを考えています。未来は教育を通じて作り出されます。より明るい未来のためには明るい教育が必要です。日々、授業が明るく楽しくあるように創意工夫をしています。
担当の授業は、教育原理、歴史学、基礎教養などの教育系や教養系の科目、現代社会が抱える課題、ニュース解説のような時事的な課題などです。学部学科に縛られることなく広く担当しています。
地域連携は公共交通機関の利用促進を行っています。公共交通の大切さもやはり、「教育を通じて幼いころから伝えていく必要がある」という点で地域課題と結びついています。
就職指導では公務員受験を担当しています。より多くの学生が合格できるように、学内で無料の公務員講座を企画しています。
ほかにも、地域連携の一環として、地元高校生に無料の公務員講座を実施し、一人でも多くの若者が地元に残ってくれることに貢献しています。
キャリア選択で迷ったときに大切な視点
自分を知っていることが大切です。自分を知ると、苦手なことや不向きな道、あきらめることが際立ってきます。
自分を知ることにポジティブになり、自分の得意が活かせる道、自分の得意なことは何だろうかという視点を持つことが大切です。自分の中で得意な分野を仕事にすると、より効率的により良い成果をもたらすことができます。このような視点を持つことで進路を判断しやすくなると思います。
キャリア形成について
学生がキャリア形成のために経験しておいた方が良いことは、インターンシップ、ボランティア活動、企業訪問、地域連携など社会人と触れ合う機会だと考えています。学生ではない人の考えや行動を、一緒に体験し、ときには対立しながらも違う意見を受け入れることが大切です。
他者の意見を受け入れられることなくして成長はありません。社会人からの指摘をきちんと自分のものにできる環境を体験してください。
定型的な入力作業や単純な計算作業などは変化してくると思います。ただ、それ以外にAIを活用する仕事、データを分析する仕事、デジタルサービスの開発といった、新しい仕事もまた登場しています。
そして、雇用形態もそれに合わせるかのように、1つの職業を続ける形から、変化するキャリアへ変わっていくことが考えられます。そういう意味では、いつ転職する必要があっても困らないことが重要です。それには、創造力や問題発見能力、他者と関わるコミュニケーション力などが必要になっています。
転職者・キャリア形成中の方へのアドバイス
これからの社会では、一つの仕事を長く続けるだけでなく、状況に応じて新しい分野に挑戦したり、学び直したりすることが求められる場面も増えていくと考えられます。そのため、特定の知識だけでなく、問題を発見する力や他者と協働する力、そして新しいことを学び続ける姿勢が重要になります。
キャリアは一人で築くものではありません。周囲の人との出会いや協力の中で、新しい可能性が広がることも多くあります。
大学での学びやさまざまな活動を通して、多くの人と関わりながら自分の世界を広げていくことも大切な経験になります。これからの社会は変化が大きな時代ですが、その一方で新しい可能性も多く生まれています。
失敗を恐れず、さまざまなことに挑戦し、自分なりの経験を積み重ねていくことが、皆さんのキャリアを豊かなものにしていくでしょう。それぞれの場所で学び、成長しながら、自分らしいキャリアを築いていくことを期待しています。応援しています。
豊橋創造大学短期大学部の基本情報
今回インタビューにご協力いただいた先生は、豊橋創造大学短期大学部で教授を務められている伊藤圭一先生です。
| 名称 | 豊橋創造大学短期大学部 |
|---|---|
| 所在地 | 〒440-8511 愛知県豊橋市牛川町松下20-1 |
| 大学HP | https://www.sozo.ac.jp/ |